答えの無い悩み
「俺はこんな所で何してるんやろう…」
そう思うと過去の色んな事が頭に浮かんできた。
僕は高校を卒業してすぐに地元の大手企業に就職した。
小・中・高と勉強の成績が悪かった僕が大手の会社に入ったので親も満足だったと思う。
毎日特に嫌な事があった訳ではなかったしそれなりに好きな事も出来ていた。
でもどこかでぼんやりとした不安や不満があった。
同じような日々を3年近く続けたある朝、会社に行く車の中で
何もかもを捨てて東京に行こうと思った。
21歳という中途半端な年齢の決断だった。
車を売り、それなりにもらっていた給料を捨て、誰も知り合いのいない東京に行く事にした。
もちろん何人もの人が反対した。
「せっかく良い会社に就職したんやから・・・」
「不景気やのにお前は何考えてんねん」
「絶対に後で後悔するで」
家族、友達、会社の上司が色々忠告してくれた。
でも僕には関係なかった。
人に言われて考えを変えて後悔するより、自分自身で決めて
後悔する方がマシだと思われた。
東京に出てきた僕はフリーターになった。
色んな仕事をしたいと思い、いくつかの仕事をした。
カラオケの店員、水商売、バーのキッチン、解体業、テッシュ配り、引越し屋、
TV局での仕事、東京モーターショウのオペレーター、など。
その度に色んな人と出会い、話し、酒を飲んだ。
色んな人間と出会えるのは面白いし、いい刺激になった。
そして吉祥寺の、とあるバーのキッチンで1年近く働いて辞めた時に
タイに始めて一人で旅に出た。
東京に出てきて3年目出来事だった。
ぼーっとそんな事を思い出しながら眠りに落ちた。
そう思うと過去の色んな事が頭に浮かんできた。
僕は高校を卒業してすぐに地元の大手企業に就職した。
小・中・高と勉強の成績が悪かった僕が大手の会社に入ったので親も満足だったと思う。
毎日特に嫌な事があった訳ではなかったしそれなりに好きな事も出来ていた。
でもどこかでぼんやりとした不安や不満があった。
同じような日々を3年近く続けたある朝、会社に行く車の中で
何もかもを捨てて東京に行こうと思った。
21歳という中途半端な年齢の決断だった。
車を売り、それなりにもらっていた給料を捨て、誰も知り合いのいない東京に行く事にした。
もちろん何人もの人が反対した。
「せっかく良い会社に就職したんやから・・・」
「不景気やのにお前は何考えてんねん」
「絶対に後で後悔するで」
家族、友達、会社の上司が色々忠告してくれた。
でも僕には関係なかった。
人に言われて考えを変えて後悔するより、自分自身で決めて
後悔する方がマシだと思われた。
東京に出てきた僕はフリーターになった。
色んな仕事をしたいと思い、いくつかの仕事をした。
カラオケの店員、水商売、バーのキッチン、解体業、テッシュ配り、引越し屋、
TV局での仕事、東京モーターショウのオペレーター、など。
その度に色んな人と出会い、話し、酒を飲んだ。
色んな人間と出会えるのは面白いし、いい刺激になった。
そして吉祥寺の、とあるバーのキッチンで1年近く働いて辞めた時に
タイに始めて一人で旅に出た。
東京に出てきて3年目出来事だった。
ぼーっとそんな事を思い出しながら眠りに落ちた。
#
by tk-cafe
| 2005-09-26 05:20
| インドシナ半島の旅
サイゴンにて
サイゴンの安宿街で有名なフェングーラオ通りで下ろされた僕はさっそく宿を探すことに。
ここはタイで言うならカオサンロードみたいな場所であるゆえに安宿は多く点在した。
シンカフェの向かいらへんにある「アンダオ」と言うゲストハウスに泊まる事にした。
1階がローカルなアクセサリー屋でなかなかいい感じの宿である。
部屋はシャワーとトイレ付で4ドルと安かった。
ベトナムの宿事情はかなり良いと聞いていたがまさにそうだった。
荷物を置いて外に出るともう暗くなっていたので、
ビールに餓えていた僕はいい感じの店を探すべく街をうろつく事にした。
サイゴンの夜は熱かった!
飲み屋、カフェが何軒もありどの店に入ろうか迷ってしまうほどである。
決めかねた僕はベトナム人のねーちゃんが客引きしてきた定食屋に決めた。
まずは地元のサイゴンビール。
飲みやすくて非常に美味い。
注文したベトナム名物のフォーも最高に美味しい。
気分を良くした僕はその後サイゴンビールを4本ほど飲んでしまった。
疲れていたせいか思いがけず酔っ払ってしまい、フラフラしながら宿に帰った。
ベットの上でほろっとした気分で天井を見上げていると、自分がこのインドシナ半島
の一つの街で一人でビールを飲んで酔っ払っている姿が滑稽に思えた。
そして一人旅をしている誰もが1度は思ったことがある事が頭に浮かんできた。
俺はこんな所で何をしてるんだろう…。
#
by tk-cafe
| 2005-09-22 18:02
| インドシナ半島の旅
サイゴンへ向かうバスにて
国境を越えてベトナムのイミグレで手続きを済ますと、キャピトルグループの
ベトナム側の提携会社である「シンカフェ」のバスが待っていた。
カンボジアのバスとは全く違う、立派で綺麗なバスだった。
道路もさっきまでのカンボジアの道路とは全く異なり舗装されていて
景色も緑豊かだ。
やはりカンボジアはポルポト支配が長かったせいか、いろんな意味で
周りの国々よりも遅れていて、貧しい国だった。
それにしてもバスが常にクラクションを鳴らしながら走っている。
日本だったらケンカになってしまいそうなくらいに。
でもこれがこの国の交通ルールなのだろう。
鳴らさなければ事故が起こってしまうに違いない。
しばらく景色を見ていて気がついた。
ベトナムではアルファベット文字が使われているのだ。
タイやカンボジアでは読めないような文字だったのに。
ベトナムも仏教徒が80%の国なのだが、あまりそういう雰囲気もしない。
途中休憩があり食事を取る事になった。
運転手のおっさんが食べる前に手を合わせるのではなく、片手で軽く十字を
きってから食べ始めた。
キリスト教徒なのだろうか?
この国ではまた色んな体験が出来そうである。
ベトナム側の提携会社である「シンカフェ」のバスが待っていた。
カンボジアのバスとは全く違う、立派で綺麗なバスだった。
道路もさっきまでのカンボジアの道路とは全く異なり舗装されていて
景色も緑豊かだ。
やはりカンボジアはポルポト支配が長かったせいか、いろんな意味で
周りの国々よりも遅れていて、貧しい国だった。
それにしてもバスが常にクラクションを鳴らしながら走っている。
日本だったらケンカになってしまいそうなくらいに。
でもこれがこの国の交通ルールなのだろう。
鳴らさなければ事故が起こってしまうに違いない。
しばらく景色を見ていて気がついた。
ベトナムではアルファベット文字が使われているのだ。
タイやカンボジアでは読めないような文字だったのに。
ベトナムも仏教徒が80%の国なのだが、あまりそういう雰囲気もしない。
途中休憩があり食事を取る事になった。
運転手のおっさんが食べる前に手を合わせるのではなく、片手で軽く十字を
きってから食べ始めた。
キリスト教徒なのだろうか?
この国ではまた色んな体験が出来そうである。
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by tk-cafe
| 2005-09-20 07:38
| インドシナ半島の旅
メコン河を越えて
翌日微妙に二日酔いだったが予定通りに出発する事にした。
朝早くに宿のみんなに別れを告げ(起きてた奴のみ)バスが発車する
キャピトルG・H前まで行く。
多くの欧米人と現地民がバスを待っていた。
やってきたのは小さなミニバス。
まぁ仕方ないか・・・と観念してバスに乗り込む。
バスは軽快に走り出したが、やはりデコボコ道はひどかった。
しばらく走っていると案の定バスの調子が悪くなる。
運転手曰く、迎えのバスが来るからここで待ってくれ、と。
待ってくれと言われても何もない場所だし、灼熱の太陽が容赦なく照り付けている。
順調に行くはずが無いと分かっていても、やはり凹んだ。
小1時間ほどして同じようなバスがやってきた。
また同じ事にならないかと不安になったが今度は大丈夫だった。
メコン河を渡るときはバスごとフェリーに乗り、向かい岸まで送ってくれる。
なかなか優雅な気分にさせてくれた。
メコン河を越えて何回か休憩を挟み、カンボジアとベトナムの国境に着いた。
旅人達からは賛否両論の国ベトナム。
ボッタクリの洗礼を確実に受けると言ってる奴もいた。
でも今の僕には不安よりも新しい国へ入ると言う期待の方が大きかった。
#
by tk-cafe
| 2005-09-18 07:35
| インドシナ半島の旅
カンボジア最後の夜
その日の夜、宿で仲良くなった奴らと飯を食いに行く事にした。
タイミング良く夕方にkさんがプノンペンに着いたので、一緒に行く事になり
6人でカンボジアの最後の晩餐を楽しんだ。
僕以外の連中も、ここプノンペンにあまり長居する気はないようだった。
Oさんと謎の陶芸師はプノンペンからそのまま北上し、
あまり拓けていないラオスの国境に行くとの事。
また別の奴はタイに入り、そのままマレー半島を下ってシンガポールまで行くという。
プノンペンに長居する連中は女の子目当てだという先入観が出来てしまった。
プノンペン自体を気に入って長居する人間もいるのだろうが、僕にはそこまでの
魅力はないように思えた。
宿に戻ってアンコールビールを飲みながら馬鹿話を夜中までし続けた。
翌日にはまた灼熱のガタガタ道をバスに揺られ行く事なんて忘れて。
#
by tk-cafe
| 2005-09-15 07:28
| インドシナ半島の旅
旅や日常(酒)
by tk-cafe
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