アンコールワット その3
「さっきはどうも」
「どうも、いやいや写真のまんまですな」
そんな感じで話し始めOさんがどういう人か探ってみた。
見た目はかなり胡散臭いにおいをプンプンしていたのだがふたを開けてびっくり。
なんと東京在住で早稲田卒業の人間だった!
しかも俺とタメ年。
にもかかわらず終始敬語で話してくる。(旅をしてる先々で会う奴は
初対面なのになれなれしい奴が多い、そういう奴はまず仲良くなれない)
さらに酒が大好きときたらもう仲良くならない理由は何処にも無い。
しばらくその場で話した後、サンセットを見る為にプノンバケンに行く事にする。
ここはなかなか坂がきつく、さらに階段が急で大変だった。
見晴らしのいい場所を確保してOさんと座っているとそこにOさんの知り合いの
Kさん(僕と同じ名字)がやってきて合流する。
このKさんは大阪生まれ東京在住。
なんとKさんの父親が僕の実家の街(八日市市)と同じ生まれだった。
なんたる偶然。
Kさんは37歳だが、やはり敬語で丁寧に話してくれる。
この人とも仲良くなれそうである。
そうこうしてる間に夕日が傾いてきた。
#
by tk-cafe
| 2005-09-05 09:30
| インドシナ半島の旅
アンコールワット その2
バイヨン遺跡をブラブラ歩きながら(無いと分かっていても地雷に注意しながら)
1時間がたったのでじゅん君と待ち合わせした場所に戻る。
そしてじゅん君はいない。
やられたか、と思いながらボーっと遺跡を眺めているとじゅん君が現れてニコニコ
しながら「じゃあ次の遺跡に行こう」と言う。
その時簡単な事に気づいた。
ここは日本じゃなくてアジア、カンボジアなんだから日本のように時間を確実に
守らなくてもいいんだ、と。
じゅん君にしたら当たり前の事なのだ。
同じ人間でも当たり前の事が違いすぎた。
次の遺跡に向かうべくバイクで走り出す。
しばらく走ってると後ろからすごいスピードで後ろに日本人を乗せた
バイタクが走ってくる。
横付けになった状態でその日本人に声をかけられて少し話した。
彼はOさんと名乗った。
そのままOさんを乗せたバイタクは走り去って行った。
着いたのは「電波少年」でも見た事がある有名なアンコールワット遺跡。
「写真のまんまやなぁ・・・やたらデカイし。」
それが見た時の感想だった。
遺跡は観光客が思っていたよりも多かった。
西洋人がうれしそうにカメラを僕に渡してきて撮ってくれと言う。
西洋人(アメリカ人?)は名所、名物をバックにして自分自身を撮るのが好きな
人種だと思った。
ぐるっと周って見晴らしのいい場所で腰を下ろして休んでいると
さっきバイクで話しかけられたOさんがやってきた。
1時間がたったのでじゅん君と待ち合わせした場所に戻る。
そしてじゅん君はいない。
やられたか、と思いながらボーっと遺跡を眺めているとじゅん君が現れてニコニコ
しながら「じゃあ次の遺跡に行こう」と言う。
その時簡単な事に気づいた。
ここは日本じゃなくてアジア、カンボジアなんだから日本のように時間を確実に
守らなくてもいいんだ、と。
じゅん君にしたら当たり前の事なのだ。
同じ人間でも当たり前の事が違いすぎた。
次の遺跡に向かうべくバイクで走り出す。
しばらく走ってると後ろからすごいスピードで後ろに日本人を乗せた
バイタクが走ってくる。
横付けになった状態でその日本人に声をかけられて少し話した。
彼はOさんと名乗った。
そのままOさんを乗せたバイタクは走り去って行った。
着いたのは「電波少年」でも見た事がある有名なアンコールワット遺跡。
「写真のまんまやなぁ・・・やたらデカイし。」
それが見た時の感想だった。
遺跡は観光客が思っていたよりも多かった。
西洋人がうれしそうにカメラを僕に渡してきて撮ってくれと言う。
西洋人(アメリカ人?)は名所、名物をバックにして自分自身を撮るのが好きな
人種だと思った。
ぐるっと周って見晴らしのいい場所で腰を下ろして休んでいると
さっきバイクで話しかけられたOさんがやってきた。
#
by tk-cafe
| 2005-09-04 09:25
| インドシナ半島の旅
アンコールワット その1
朝起きた僕はさっそく着替えてアンコールワットを見に行く事にした。
宿を出ようとすると、いきなり5.6人のバイタクにーちゃんに囲まれた。
ガイドをさせてくれと言ってきてるようだ。
言ってるのを冷静に聞いてると1日5ドルで周ってくれるという。
初めは歩いて周ろうと思っていたが、アンコール遺跡は果てしなく広くて、
とても歩いては周れない事を知った。
何人かの中で1番感じが良さそうな少年に頼むことにした。
名前は聞いたが「ジュ~~」と覚えられないような感じだったので、密かに「じゅん君」と
呼ぶ事にした。
入場料は1日券で20ドル。
高い。
じゅん君のバイクの後ろに乗せてもらい、まずはバイヨン遺跡を見に行く事にする。
遺跡に着くとじゅん君は1時間後にココでまた待ってるからと、近くの木陰で横に
なってしまった。
いい加減な奴だな、と思ったが変にずっと一緒に観て周るよりは気が楽だった。
遺跡はなかなか見応えがあるものだった。
遥か昔になぜこれだけ正確に石を切って、削りだす事が出来たのだろうか?
穏やかな顔が意味する事はなんだろうか?
カンボジア人達が世界に誇っているアンコール遺跡は、僕の想像を超えていた。
#
by tk-cafe
| 2005-09-03 08:50
| インドシナ半島の旅
シェムリアップ
車から降りた僕とマレーシア人には待ち構えていたバイタクのにーちゃん
たちがいっせいに話しかけてきた。
この街に着いて何も知らない僕は、「タケオゲストハウス」に連れて行ってくれ
と言うしかなかった。
タケオゲストハウスは昔からある日本人宿として知られていた。
1ドルだと言うのでOKする。
しかしバイクの後ろに乗って走り出すと、ものの2.3分で着いた。
これで1ドルは高すぎると思ったが、カンボジアの紙幣を持っていなかった
僕はこれ以上安く値切っても支払えなかったので納得する事にした。
タケオに着くと何人かの日本人が外のテーブルで食事をしていた。
オーナーに泊まりたい旨を伝えてチェックインする。
そこでカンボジアのレートを教えてもらい米ドルからカンボジアレアルに両替した。
(1ドル=4000レアル)
疲れていたのかシャワーを浴び、食事をしてカンボジアビールを2本ほど空けたら
すぐに眠たくなってきたのでベットに入る。
さあ明日はアンコールワット、そう思うと胸が高鳴ってきた。
#
by tk-cafe
| 2005-09-02 15:32
| インドシナ半島の旅
アンコールワットへの道程
車は走っていたが、途中で人を拾いながら降ろしながら走るため
なかなか進まなかった。
これも日本にいる時はイライラしたのだろうがここはカンボジア。
そのうち着くだろう。
地元民をどんどん降ろして車は僕とマレーシア人と運転手だけになった。
いきなり渋滞になり、そのうち車が動かなくなった。
直すのを諦めた運転手は降りて着いて来いと言うではないか。
しばらく歩くとなにやらバイタク(バイクタクシー)のにーちゃん達が集まる所に着く。
運転手がなにやら話している。
今度はバイクに二人乗りで行くと言う。
僕「これでアンコールワットまで行くんかいな!?」
運転手「ドントウォーリー」
またしばらく行くと今度は何台かセダンが止ってる広場に着く。
またまた運転手がなにやら話している。
近くに行くと大勢に囲まれていっせいに話しかけられた。
「~~~~~~~~ニッサン!!」
「~~~~~トヨタ!~~トヨタ!」
何を言ってるか分からないがどうも、
「俺のニッサンで行くのが1番良い!!」
とか、
「いや俺のトヨタが1番早い!!」
とかを話していたのだろう。
結局ニッサンの古いセダンで残りの道程を行く事になった。
それにしてもガタガタ道が続いている。
ニッサンだろうがトヨタだろうが関係ない。
「世界3大悪路」とはよく言ったものだ。
寝たくても頭を天井にぶつけるほど上下に揺れるので寝るのを途中で
諦めこの状況を楽しむ事にする。
シェムリアップに着いたのは日が暮れて辺りは真っ暗になってしまっていた。
#
by tk-cafe
| 2005-09-01 07:36
| インドシナ半島の旅
旅や日常(酒)
by tk-cafe
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