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おじいちゃんと銀杏


小さい頃おじいちゃんに連れられて近くの神社によく銀杏拾いに行った。
なぜかと言うと「茶碗蒸し」に入れる為である。

銀杏はいちょうの木に実っていて、落ちた時が取り時(拾い時)らしい。
僕はおじいちゃんに言われるがままにクサイ匂いの実を拾い集めていた。

おじいちゃん 「ほれっほれっ、いっぱい落ちとるがな。いっぱい拾うんやで」
僕 「うん、わかった!でもなんか臭いでこれ??」
おじいちゃん 「かまへんかまへん、気にせんと拾い」
僕 「なんか手がかゆいんやけど??」
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そんな事を言いながら拾い続け家に帰って母に一部始終を話すと。

母 「そんなもん手で触ったらアカンがな。かゆーてひと晩寝れへんで」

食卓の方を見ると、おじいちゃんが茶碗蒸しを楽しみにしながら
テレビで相撲を観ていた。
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by tk-cafe | 2005-11-30 07:04 | 日々のできごと | Trackback | Comments(6)

大事な時間

休日は人と会うのも良いのだが、月に1回か2回はのんびり
一人で飲みに行く日を作っている。

一人で飲みながら本を読んだり、飲み屋のにーちゃんと話したりぼーっと
したりする時間。

そんな時間がとても好きだし大事だと思っている。
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ハモニカ横丁はそんな僕の大事な時間を
提供してくれるとても大事な場所。

冬になると寒いのでたまに行く程度だが、夏だったら毎日通いたいくらいである。
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でも冬は冬で違う意味で暖かさを感じられるかも。
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by tk-cafe | 2005-11-26 08:52 | 吉祥寺 | Trackback | Comments(4)

旅の終わりは旅の始まり


バンコクに戻る日の朝、ゲストハウスの1階にある食堂のテラスで
朝食をとっていた。

ぼんやり空を見ながらいると仲良くなった
女子大生2人組がやってきたので一緒に食べる事に。

3人で話しながらもどこか旅の終わりを寂しく思い、そして思い出していた。

たった1ヶ月と数日の旅だったが色んな事がありすぎた。
全て日本では体験できないような事ばかりだった。

タイのカオサンロードで同級生にバッタリ出会った事や、カンボジアでの
辛いバス移動やアンコールワットに魅せられたりポルポトの歴史を知った時。
ベトナムではバイクの群れに圧倒され、こんなに美味い物がナゼこんな値段で
食べられるのか!と心底思った事。
ラオスでは一生忘れられないようなメコンに沈む夕陽を見た…。

それに色んな街や土地で出会った現地の人々の顔がいくつも思い出されてくる。

荷物を詰め込んだバックは色んなものが入ってパンパンになっていたが、僕の
心はそれ以上にふくれあがってていた。

そんなセンチメンタルな気持ちになっている僕に女の子が話しかけてくる。
彼女の手には「地球の歩き方」があった。

「ねーねーこの写真見てよー。この国の空って凄く青くて近くに見えるらしいよー。
 それに住んでる人の数よりも祭ってある神様の方が
 多いんだって!すごいよねっ!」


その国の名はネパール。

ネパール、どこか遠すぎてパッと思い浮かべる事が出来ない国。
神々が多数存在し、仏教とヒンズー教が混ざり合っているという・・・。

僕は頭の中でネパールと言う国を想像してみた。


胸が高鳴って来る。






そして旅は終わらない。
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by tk-cafe | 2005-11-23 08:43 | インドシナ半島の旅 | Trackback(1) | Comments(6)

満天の星空 満面の笑み

夕方過ぎにノーンカーイを通過して、夜の闇の中バスは走り続ける。

夜中にふと目が覚め窓の外を見た。
すると、空いちめんには今までに見た事の無いような満天の星空が広がっていた。
街灯も何も無いような道だからこそ見られる空だと思い、
観光名所を周るよりもこの星空を見た方が価値があると思った。

10時間後バスは首都バンコクにあっけないほど無事に着いた。

翌日僕は、あまりのバンコクの騒がしさにアユタヤの街に逃げる事にした。

半年前にも来たが、ここは本当にゆっくりできるし素晴らしいところだと思う。
バンコクとはえらい違いである。

今回は無理をして遺跡を周るのではなく、のんびりした日々を送りたかった。

毎日ゲストハウスにあるマンガを読みつつのんびりした。

2日目位に日本人の2人組の女の子の旅人と仲良くなり、アユタヤのナイトマーケット
にも食べに行くようになった。
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ナイトマーケットで飲んでいると地元の子供達が近寄ってきて
写真を撮ってくれと言うではないか。

おう よしよし、と撮ってあげる事に。
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日本の子供とはえらい違いである。

その素直で純粋な心を忘れないで欲しいと心から思った。
間違っても旅行者から金をボッタクルような大人にだけはならないで欲しい…。

そしてついにバンコクに戻り日本に帰国する日が近づいてきた。
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by tk-cafe | 2005-11-21 04:02 | インドシナ半島の旅 | Trackback | Comments(2)

コープチャイ!ソークディー!ラオス!


あれから悩んだ挙句タイに戻る事にした。

ビェンチャンからバンコクまで直行バスが出ていた。

ここで旅のゴールであるバンコクまで行ってしまうのはどうかと思ったが
複雑な心境を拭い切れないでいる自分では前に進む気になれなかった。

ゲストハウスで見たチラシのバスは豪華な2階建てのバスの写真が載せてあった。
しかし目の前に来たバスは似ても似つかないオンボロバスだった。

ガックリしながらも心の奥では笑っている自分がいた。
そんな自分自身がさらに面白かった。

バスに乗り込み窓から外を見ているとゲストハウスのおばちゃんが
僕に気付いて手を振ってくれた。

それを見た途端ナゼか泣きたくなった。

自分でもナゼだか分からない。

僕は大きく手を振って返した。
そしてこのラオスと言う国を全く理解しないまま去ってしまう事に後悔した。

バスは進む、そして太陽が落ち暗闇が訪れた頃タイへつながっている
友好橋を渡る事になった。

バスの窓からラオスの国を見ながら僕は

「またいつか・・・」

と呟いていた。
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by tk-cafe | 2005-11-19 08:54 | インドシナ半島の旅 | Trackback | Comments(4)

友好橋を渡るか否か


ビェンチャンのネットカフェは意外とちゃんとしていた。
日本語の読み書きができ、メールもストレスがそんなに無く送信できた。

受信箱を見てみるとプノンペンで別れたOさんからメールが来ている。

「今、バンビエンにいます。
 ここはとても素晴らしい所です。
 もし来るならチャルーンゲストハウスにいますので。」
 
バンビエン、噂にはいい所だと聞いていた。

しかしどうもラオスでの調子というか、気分が例の一件以来崩れてしまっていた。
さらに航空券の期限もそんなに長くなかった。

バンビエンに行ってそのままタイのチェンマイに行くか、それとも
ここビェンチャンから友好橋を渡り、タイのノーンカーイに入ってしまうか。


ゲストハウスに戻った僕は、誰もいない夜のテラスで
一人ビールを飲みながら悩んでいた。
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by tk-cafe | 2005-11-18 08:02 | インドシナ半島の旅 | Trackback | Comments(0)

黄金寺院


安くて素晴らしい環境のゲストハウス(メコン河へ徒歩3分、3階、テラス付きで4ドル)
に辿り着けた僕は街を観光する事にした。

街はフランスの植民地時代を象徴する建物が多くあった。

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建物だけでなく道端で売っているものもそんな雰囲気をかもしだしている。

ウロウロしているとお腹が空いたので、ご飯を食べようと食堂を探した。

メニューにある値段を確認してから店に入り注文する。
なかなか美味しくて満足した。
会計してもらうと、なんとメニューで見たより倍近い値段を請求される。

僕の頭のほうで何かがプチンと切れた音がした。

ここからは全て日本語で話している。
僕「おい、おばはん…値段と違うやんけ」
店主「これは隣の店のメニューよ」
僕「さっき看板見ながらおばはんに聞いたやろが」
店主「そんなの知らないわよ、早く払って!」
僕「誰が払うかコラァ!!!日本人なめんのもいい加減にしとけよ!!
  お前の店の名前と写真を日本のガイドブックにチクッてだれも近寄らへんように
   したるからなーっ!!」

そう言ってメニューに書いてあった金額だけ払って店を出た。

ビェンチャンに来てから何かがおかしい。

サバナケットではこんな事なかったのに…。

辿り着いたタートルアンの寺院を見ながら、圧倒されつつも
食堂の出来事が頭から離れなかった。

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そんな心を癒してくれるのはまたもメコンの夕陽とラオスビールだった。

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誰かの声が聞こえてくる…

オマヘハ ムカシモイマモ チッチャイニンゲンヤナ
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by tk-cafe | 2005-11-14 22:03 | インドシナ半島の旅 | Trackback | Comments(4)

何も無い首都


ビェンチャンに着いてびっくりした。

噂には聞いていたが、本当に何も無い。
高層ビルなんてものはどこを見てもないし、人も少ない。

バスターミナルに着いて徒歩で安宿街まで行こうと思い歩き始めた。

しかし地図の通り歩いてるはずが全く着かない。
それどころか郊外の方まで来てしまったようだ。
完全に迷ってしまった僕はトゥクトゥクを捉まえて交渉する事にした。

僕「安宿がいっぱいある所まで連れてってくれないか?」
運転手「かまへんよ、ちょっと待ってな」

と言って何やらゴソゴソ紙を取り出して見ている。
地図を見てるのかと思ったがどうも違う。
見終わった彼はこう言った。

運転手「4ドルでええやろ?」

僕はビックリして声が出なくなった。
東京のタクシーの初乗りでも660円なのに450円とは…なかなかやるな。

紙切れに何か書いてあると思い聞いてみた。

僕「それは日本人を上手くボッタクれる金額とやり方が書いてるのか?」
運転手「何言うてんねん、そんなわけ無いやろ」

しばらく話してらちがあかないと思った僕はその場を去り、別のトゥクトゥクを
捉まえる事にした。

しかしなかなか他のトゥクトゥクが見つからない。
タイではたくさん走っているのにここではあまり見かけないのだ。

少しすると後ろからトゥクトゥクが走って来たので捉まえようと声をかけようとした。

さっきの運転手だった。

彼は勝利の笑みを浮かべている。
観念した僕は疲れていた事もあり、3ドルで彼の後ろに乗せてもらう事にした。
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by tk-cafe | 2005-11-10 08:08 | インドシナ半島の旅 | Trackback | Comments(5)

旅と本


今回の旅には何冊かの本を持参していた。

沢木耕太郎 「チェーンスモーキング」
村上龍 「イビサ」
パウロ・コエリ-ニョ 「アルケミスト」
村上春樹 「国境の南、太陽の西」

僕にとって旅に本は必要不可欠な物になっていた。
新品だった本が旅をするにつれて、少しづつくたびれて
ボロくなってくるとさらに愛着が出てくる。

ここサバナケットでは村上龍の「イビサ」を読みふけっていた。

東京にいる時に読み始めていたが、どうもハマらずに放って置いた。
だがこれと言ってする事の無い時間が多い為か、やたら読んでハマッてしまっていた。


部屋の明かりが暗いので、昼間はゲストハウスのベンチで読み夕方になると
メコン河の夕陽を見ながらビールを飲むと言うのんびりした過ごし方。

話しかけてくる人は全くいなくて、野良犬だけが近寄って来てくれる有様だ。

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本を読み終えた僕は翌日、首都ビェンチャンに行く事にした。
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by tk-cafe | 2005-11-09 07:11 | インドシナ半島の旅 | Trackback | Comments(4)


旅や日常(酒)


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