カテゴリ:革命の国・キューバ( 40 )

adiós Cuba!

キューバを離れる日の朝。

最後の食事だからなのか、いつもよりもちょっとだけ豪勢な朝食を
マリアおばさんが用意してくれた。
ハバナ発トロント行きの飛行機は昼過ぎの13時45分の予定だ。
時間に余裕があるので近くを少し散歩する事にした。

短い滞在だったので行けなかった場所や街がいくつもある。
キューバをある程度廻るには10日位は必要だったかもしれない。

でもまた来る理由が出来るからそれはそれで良いか。
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街の人々は普段通りの生活を送っている。
共産主義というものにうんざりしつつ、感謝しつつ、複雑な感情を持ちながらこれからも
毎日を送っていくのだろう。

外国人の僕にはこの国の政治をとやかく言う気は無い。
革命を起こしたカストロやゲバラはある種尊敬はするが、日本で
共産主義への革命を起こされたら困る。
でもキューバは今までの僕の頭の中にあった『共産主義』のイメージを
少しだけ変えてくれた。

ほんのわずかな部分を見ただけなので判断するのは危険だが、
仮に共産主義国へ強制的に移住しなければならない、となると
この国を選ぶかもしれない。

ま、ありえない話だけど。

CASAに戻りマリアおばさん、その娘、Uさんとお別れをしてタクシーで
空港へ向かう。

途中で知らない男が助手席に乗ってきた。
運転手の知り合いだという。

これはインドのデリーの空港から日本人観光客が遭いまくっているタクシー強盗の
典型的なパターンではないか。
最後の最後で強盗なんて遭いたくねぇ。

でもしばらくするとその男は普通に降りていった。
運転中に知り合いを見かけたら車に乗せてあげるのはキューバ人の間では
普通の事なのだろうか。

空港に着き無事にチェックインを済ませ、飛行機は定刻通りに飛び立った。

飛行機の窓から少しづつ小さくなっていくキューバを見ている時に、今回の旅で
いつの間にかとんでもない物を盗まれてしまった事に気が付いた。
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それは僕の『心』です。

                               
                                         -キューバの旅・おしまい-
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by tk-cafe | 2009-11-29 14:38 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(6)

La noche pasada, Cuba

とうとうキューバ最後の夜。

同じCASAに泊まっているUさんと晩御飯を食べに行く事にした。

Uさんはキューバの鯰の生態の研究をする為に滞在している。
彼を初めて見た時はガタイがやたら良いので「自衛隊の方ですか?」と
聞いてしまった。

どうでも良い話だが僕は、体格が良く黒髪で短髪、眼が鋭い人を見ると勝手に
自衛隊員と思い込む癖がある。
ホントどうでも良い話ですね。

で、二人で向かったのはジャズのライブをしているレストラン。
TAXIを拾って店まで向かう。

道路は空いていた。
同じ首都なのに東京とはえらい違いだ。
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19時位に店に着き、中に入ってみるが客は皆無。
しかもライブが始まるのは22時からと言うではないか。

それまで飲んで待っていられるだろうか。
とりあえずモヒート。
そしてなぜかカルボナーラを注文。
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カルボナーラは麺が茹ですぎで小学生の頃に給食で食べたソフト麺みたい
だったが、ネパールのカトマンズの某カフェで出されたパスタに比べるとまだ
美味かった。

食い終わってもまだまだ時間がある。
モヒートをさらに何杯か飲んだらかなり酔いがまわってきた。

もうあかん。
会計をしてCASAに帰ることにした。

なんとも締まりの無い最後の夜である。
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by tk-cafe | 2009-11-25 11:51 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(2)

葉巻のおばはん

観光客が多く行きかう道の目立つ場所にやたらデカイ葉巻を銜えている
おばはんが座っていた。

葉巻に火はついていない。
ポーズだけのようだ。

つまり一般人ではなく、観光客にキューバな雰囲気な写真を撮らせて
喜ばせると言う方法で日銭を稼いでいるおばはんなのである。
そういやトリニダーにも同じ商売をしている人がいたな。
キューバ全土の観光地にはすべて居そうな気がしてきた。

日本でも京都か浅草辺りで侍の格好をしていれば外国人観光客が
写真を撮ってお金をくれるかもしれない。(許可がないと無理か?)
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せっかくなので写真を撮らせてもらい小銭を渡す。

おばはんは喜んでいた。
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by tk-cafe | 2009-10-12 20:30 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(2)

広場の古本屋

アンドスムンドスホテルの近くにある広場には屋台が多く集まっていた。
ポストカード、置物、服、絵画などが多い。

古本屋もあったので足を止めて並べてある本を見てみる。
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色々あって立ち読みしたいが、残念な事に書いてる内容はスペイン語や英語なので
全く分からないし表紙や写真を見てるしかない。

フェデル・カストロやチェ・ゲバラの革命本が圧倒的に多い。
観光客に人気があるのだろう。

写真集なら英語やスペイン語が字が読めなくても見て楽しめる。
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が、ハードカバーなので重いし荷物になるの結局ポストカードを5枚
ほど買って広場を後にした。
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by tk-cafe | 2009-09-25 10:57 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(0)

黒旗

やたら迫力がある。

真っ黒の旗に白い星が一つ。
旗の数が多く、海岸沿いで風が強いからバタバタと音を立てている。
だからなのか余計に威圧的に感じる。
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もし日本で日の丸をこんな感じではためかせたらうっとおしいサヨクとかが
何かとうるさく言いそうだ。
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by tk-cafe | 2009-09-24 10:41 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(2)

旧車フォトギャラリー

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ドイツの車のワーゲンもあるんすね。
なんかゴツイ車の中に混じってるとかわいい。
ウィキペディアによると、四輪自動車としては世界最多となる生産台数
「2152万9464台」の記録を打ち立てた伝説的大衆車である、らしいので
キューバで走っててもまったく不思議ではない。
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旧車ファンの人はキューバに行ったら感激しておしっこ漏らすかもしれません。
それだけ50年代、60年代の車が普通に走ってます。
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by tk-cafe | 2009-09-21 11:10 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(0)

BAR FLORIDITA

そうだ、行くのを忘れていた。

ヘミングウェイがよく通っていたバー、フロリディータ。
アンドスムンドスホテルのすぐ横のオビスポ通りをしばらく歩いて行けば
バーの看板が見えてくる。

ここでもモヒートを飲んでやろう。
いや、やはりフローズンダイキリか。
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中に入るとやたら暗かった。
明るい所から急に建物内に入ったからと言うわけではなく本当に
暗い。目が慣れるまで少し時間が掛かった。

それにしても観光客が多いな。
奥でポーズを決めているヘミングウェイ像がなかなか見えないではないか。

欧米から来ているとみられる観光客が銅像のすぐ横に立ったり、肩を組んだり、
乾杯のポーズをしたりして記念写真を撮りまくっている。

これではカウンターで酒を飲む雰囲気ではない。
隙を見て写真を一枚だけとって店を後にした。
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僕はやたらヘミングウェイの関連した所へ足を運ぶが、実際の所読んだ本は
2作しかない。(未読の本は本棚にあるが)

なのになぜそんなにヘミングウェイの関連した所へ行きたがるのか。

それは1990年、まだ僕が小学6年生の頃に金曜ロードショーで
放映した『ルパン三世 ヘミングウェイペーパーの謎』を見た事が大きい。
ルパン三世のテレビスペシャルの中でも1番か2番目に好きな作品だ。
テンポの良いストーリでとても見やすく面白かった。
テレビの中のヘミングウェイは優しそうな顔をしていた。

なんとなくその顔が忘れられなかった。

銅像のヘミングウェイの顔は味のある皺を刻み込み、同じ様に優しく
微笑んでいる。

まさか約20年後にこんなかたちで対面する事になるとは12歳の僕は
想像もしていなかっただろう。

旅は色々なものをつなげてくれる。
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by tk-cafe | 2009-09-17 12:08 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(8)

‐再びキューバの話‐

街をウロウロ歩いてるうちに喉が渇いてきた。

とりあえず海岸線沿いに出て旧市街へ向かう。
暑いが海からの風が強くて気持ちが良かった。

途中、トランペットを吹いている男に声を掛けられしばらく聞いてみる。
海をバックになかなか様になっている。
夜にはクラブなどで演奏をし、CDも出しているらしい。

彼の背中にある海の向こうにはアメリカがある。
心の中では亡命したがっているキューバ人の一人なのかもかもしれない。
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別れ際にCD(焼いたCD-R)を買ってくれないかと持ちかけてきたので値段を聞くと
ありえない金額を言ってきたので丁重に断った。

ただで聞かせてくれてありがとう、他の優しい人に高く売ってあげてね。

その後、ハバナ最大級の遊園地を見学する。
観覧車は日本人の僕から見たら小規模でショボイがキューバ人に
とったらかなり大きくて立派なのだろう。
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そして再びアンドスムンドスホテルに。

屋上のレストランでモヒートと、少し茹で過ぎた麺のトマトパスタを食べる。
まるで弁当に入っているナポリタンみたいだったが、腹が減っていたので
それなりに美味かった。
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帰国までもう後わずか。
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by tk-cafe | 2009-09-05 13:30 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(6)

street art in habana

一体あれは何なんだ?

古く色褪せた建物と旧車の少し先にカラフルで、少しキチガイじみた建物が
見えてきた。

引き寄せられるように建物に近づく。
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すぐ近くで何が描いてあるか見てみる。
斜めに向かい合った建物の壁一面、いや二面には人の顔らしきモノや、奇妙な形や
模様などが描かれてある。

なかでも「眼」が多く描かれてある。
「眼」は何を意味するのかわからない。

右から左へ、もしくは左から右へ見て行くと何かの物語になっていたりする
のかもしれないが、芸術が分からない僕には理解出来るはずも無い。

と言うかいつの時代に誰によって描かれたのだろうか。

色がまだ褪せておらず鮮やかだからそんなに昔ではないだろうが、一応
キューバ革命以降は芸術家やヒッピーなどは弾圧され強制収容所行きに
なったとされている。

ストリート・アート程度のものなので見逃されだろうか。

街の住民達は足を止める事も無く、見る事も無く画の前を歩いて行く。
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もし日本でこんな派手な画を描こうものなら近隣住民やプロ市民からの
苦情が凄いだろう。
楳図かずおの家ですらガタガタ騒いで裁判になったくらいだものな。

それにしても、こんな高い位置にある眼はもしかしてイルミナティの・・・
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まさかねぇ。
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by tk-cafe | 2009-08-03 09:27 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(2)

路地から路地へ

バラデロから再び首都ハバナに戻ってきた。
短い期間での旅はせわしないので少ししんどい。

でも物価が高いので東南アジアを長期間フラフラする様な旅をする
のもまた難しい。

とりあえずまだ歩いていないハバナの地区を歩こう。
旧市街は大体歩いたので、新市街の一般人が普通に暮らしていて、
観光客があまり居ない地区へ行ってみようっと。

革命前は米国の資本だったホテル、Habana・Ribreの近くから適当に路地へ入る。
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カトマンズのタメル地区周辺みたいなのだと速攻で方向感覚を失って
迷っちまうが、基本的にハバナ市街は碁盤の目で出来ているから
迷ってもなんとかなるだろう。

気の向くまま、足の向くまま歩く。
少し内部へ入っていくうちに観光客の姿は全くなくなってきた。

ダウンタウンみたいな雰囲気で少し怖いがこういうのがたまらん。
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自力で移動不可能な車がある。

一体いつから放置されているのだろうか。
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さらに右往左往。

おや?
何やら異常にカラフルな建物が見えてきたではないか・・・。
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by tk-cafe | 2009-07-27 11:56 | 革命の国・キューバ | Trackback | Comments(2)


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